朝04:00前ぐらいに、荷物の整理が完了。SFOへのフライトは08:30なので、空港には07:00頃に着けばいいだろう。レンタカーの返却は空港近くの営業所まで走っていってCar Returnの列に入れれば手続きなしに終了するはずなので、06:30ぐらいにホテルを出ればいい。さて、空白の2時間発生だ。歯を磨きながら、寝るか投げるか悩む……ことは一切なくうがいをして直ちに最終戦へ。どうせ機内では寝っぱなしなのだから、下手に寝過ごしの危険を冒すよりは良さそうだ。
というわけで100ドル札2枚とプレイヤーズカード、カードキーだけをもって1Fクラップステーブルへ。さすがに混み合ってはいないが、テーブルには6人ほどのプレーヤーがいる。紙幣とプレーヤーズカードをディーラーに投げ Change, please!
いい感じで徐々にチップを減らしていると、20代前半に見えるニイチャンが隣に立ち、話しかけてきた。How do you win? 私にクラップスのルールをイチから教えろと言うのか? メンドイこと極まりないが、まあ仕方ない。あの円盤が黒の時は、7と11が勝ち。2と3と12が負け。白になって数字が書いてあるスクウェアの中においてある時は、そのスクウェアの番号が勝ち、7が負けだ。Are you very new to do craps? Okay, try it. Just follow me.
3回ほど向こう側のプレーヤーが投げて 7-out し、こちらにダイスが回ってきた。私の右隣に立っているニイチャンがシューターの番だ。Pick 2 dices and throw'em to that wall.と言いながら反対側の内壁を指さす。いきなり11(Yo)とは縁起がいい。頼むぜニイチャン。
どうやらビギナーズラックという物は実在するらしい。一気に200ドル近く増やし、私の番になった。おそらくこれが今回最後のシュートになる。
トントントン、っと6回ほど当て 7-out する。時間は06:10。頑張れよニイチャン、と握手を交わし、Coler up, please.といいながらテーブルにチップを下ろす。100ドルチップ3枚、25ドルチップ2枚、5ドルチップ1枚。このぐらいで勘弁してやろうと換金する。
慌てて部屋に戻り、5分でシャワーを浴び、着替えと歯ブラシをガーメントバッグに収納してバンドを掛ける。TVで請求書を確認し、2泊分の宿泊費が消えていることを確認して、リモコンで Express Check-out の番号を選択。5秒ほどで完了し、あとはカードキーを1Fの Express Key Drop の箱に投げ入れて、06:25チェックアウト完了。
エクスカリバーホテルに立ち寄り、2Fの Krispy Kreme でオリジナルドーナツを2個と、スターバックスの瓶コーヒー牛乳を買い、慌てて車に戻る。06:40。空港ターミナルに着くまでは時間を無駄にできない。
トロピカーナ通りを右折すると、真正面に太陽が昇ってきてほとんど標識が見えない。なんとかパラダイス通りをもう一度右折すると、Rental Car Returnの表示が見え始める。スリフティの隣がダラーだ。Car Returnの看板に従って車を入れると、係員がジェスチャーで「この列よ~」と示している。車を駐め、荷物を下ろしていると Here's your receipt! と言いながら係員がハンディターミナルから感熱紙をちぎってくれた。06:50。これで返却完了。
車両レンタル費:$15.99/日
車両保険:$15.00/日
諸税計:$56.29 …… レンタカー代合計 $211.24
総走行距離:168miles (269km)
ガソリン代:$12.65 (1,392円) / 5.779ガロン (21.87L) リッター 63.63円
1kmあたりレンタカー代:91.55円
空港行きシャトルバスに乗り込み、UA, domestic. と運転手に告げて一息つく。3分ほどで空港に到着。相変わらずの混みようだ。列をかき分け、e-Check In のキオスクにクレジットカードを差し込むと名前が出てきた。確認して航空券を発券。一旦e-Check In 専用カウンターの係員にチケットを見せ、その後チェックインする荷物を検査官へ引き渡す。7時15分。ここまでは行列なし。e-ticketの威力だろう。
ここで問題発生。来るときもそうだったのだが、ラスベガスの出入りは全てユナイテッドの格安ライン「Ted」に統一されているため、クラス分けの概念が撤廃されている。従来は太平洋線をビジネスで来ると、2クラス制のLAS-SFOなどはファーストクラスになった。数十分のフライトなので座席が広いとかどうとかは関係ないが、ラスベガス・マッキャラン空港の名物とも言える長い行列を「First Class Security Gate」で一気に数百人抜きできる絶大なメリットがあったのだ。これがなくなったことは大きい。昨年末に来たときには工事中であった通路拡幅は完了し、一般セキュリティーも大幅増員されているため行列の長さに比して進行スピードは遅くなかったので、20分ほどで通過できたとはいうものの、Ted大減点である。
セキュリティーを通過すると、トラムでDゲートへ移動。ファストフード店が並ぶあたりに到着したのは07:50であった。ボーディング15分前。ギリギリというかピッタリというか余裕ゼロというか、滑り込みである。アルミの椅子に腰掛け、1時間前に揚げたばかりの、少し温かいドーナツをつまむ。
さっそくボーディングがはじまった。最終的に、9割ぐらい席が埋まった状態で離陸。ドリンクサービスで、チケットを1枚使って本来$5のビールをもらう。耳栓をして熟睡。気分的に一瞬でSFOへ。10:10ゲートオープン。
国際線ターミナルへ移動。Red Carpet Clubの入口が短い行列になっている。ドリンクバウチャーを受け取ってバーに向かい、ハイネケンをもらって出発便案内を見ていると、11:30出発予定のUA837が20分の繰り上げになっている。ボーディング開始は10:25。実質20分ぐらいしか時間はない。ビールを飲み、メールをチェックしていると時間だ。ゲート100へ向かうと、日本っぽさが増してくる。ゲートアナウンスや免税品引き取りの案内なども半分ぐらいが日本語となった。
ちょっとノンビリしたので、結局搭乗したのは10:45ぐらい。席に着き、シャンパンをもらうともう眠い。帰国便のお弁当は
前菜
ニラとトマトの玉子焼き、鮭押し寿司、牛肉ねぎま焼、いんげん胡麻和え、海老南蛮漬け、信州蕎麦
主菜
鮭おろし蒸し、ズッキーニ・人参・茸・切り干し大根、鶏肉・薩摩揚げ・野菜・椎茸の筑前煮、花形豆御飯
であった。白ワインもらって美味しく頂き、音楽も映画も全く手を出さずに耳栓を差し込んで熟睡モードへ。10時間のフライトが、とても短く感じた。着陸1時間半前にフルーツの軽食が出て、日本時間で14:00に成田到着。
入国は行列も少なくてよかったのだが、荷物のチェックインが自動だったのでプライオリティタグをつけていなかったため、出てくるのが遅い。ケータイを返却し、4Fまで上がって東京三菱でドル換金。バスのチケットは15:40のものとなった。新宿ワシントンホテルからタクシーに乗り、小雨が降り始める中自宅には17:50に到着。
今年の夏休暇も、こんな感じで無事に完了した。ラスベガスは何度行っても飽きない。次はいつ行こうか……
Posted by jaykay at 2004年09月25日 23:14 | TrackBack